761 組合に入れない裁判官,その大半は職員人事権を持たない。

いい記事です

法は国民のために~FLORALAW

裁判官が初任の最初から労組に入れないことは,
以前のブログで述べました(→468)

このブログは,私のしがないブログの中では,結構なアクセスを戴きました。
(10位以内くらい。)

ですので,今回は,その続き?,多少関連する?ことを述べます。

ヒラ裁判官は,職員の人事権を持ちません。
ちょうど国会議員と官僚の関係みたいに。

第一に,正真正銘人事権を持つと言えるのは,
まず高裁長官と地裁所長裁判官
でしょう。
第二に,実際に意見を言えるという意味で,実質的な人事権を持つ方が
高裁部長,地裁部長でしょうか。
あと,地家裁支部の支部長裁判官も,意見を聴かれるくらいはありますが,殆ど結果が決まってからの意見聴取になると思います。

ここまで説明して来て,
おや?,家裁所長は?家裁の部長は?と思われるかもしれない。

家裁所長は,東京大阪クラスはともかく
(前記第1に分類されるかもしれません)
その余の家庭裁判所は,それなりに大きくとも,?(疑問符)が付きます。
おそらく前記第二程度の話かと思います。

地裁所長が,地家裁の職員人事権の大半を握っており,
家裁所長は,ほとんどはそれに従う形だと思われます。

実は,家裁所長から地裁所長に横滑りする裁判官も多くいますので,
立場の移動による意見や態度の変化を,多くのヒラ裁判官は見ていたりします。

    家裁の所長は
    「地裁の所長は,人事について,こちらの希望を全然聞いてくれない」
    と愚痴をこぼしたりしています。
    地裁所長に横滑りした後は,もちろんそんなことは言わないし,
    また新しい家裁所長には言わせないでしょう。

この発言からして,地家裁の人事権は地裁所長が握っているのだと思います。
ただ,地裁所長とて,高裁長官には刃向かえないかもしれません。

家裁部長は,というと,その家裁所長の下ですから,推して知るべしです。

以上からして,言わずもがなになると思いますが
通常の裁判官,部総括の辞令をもらっていない裁判官は,
職員の人事権は一切ありません。

23,4年目の裁判官くらいまでは,
職員人事に意見を述べることはできないし,まず聞かれもしない。
先に述べた,意見を述べ得る地裁部長が,敢えて
例えば右陪席裁判官(例えば15年目)に尋ねた時に,
初めて「雑談としての」意見を言える程度でしょうか。
しかし仮に聴いていただけても部長がその意見を取り入れるとは限りませんし,
まして,それを所長が採用するかは更に別問題です。

総じてヒラ裁判官は,職員の人事権はありません。
これは,「何事も偉くならないと駄目だ」という意味ではないのです。
裁判官は,職人気質の人が多く,実は,職員人事にはほとんど関心がないのです。

職員組合はどうか?
入ったことがないので全く分かりませんが,
昔ほどではないにせよ,少なくとも,ここぞ!,
という時には,意見を言えるのかな,との印象を持っています。

それさえもなくなったら,組合の意味もないでょしょうし。

ただ,人事の実際の下書き作成は,地裁所長等の持つ事務局スタッフだと思います。
事務局スタッフの大方は,上級公務員試験組の人で占められていると思います。

                    -byフローラ法律 from 2013.3.24-

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